【禁煙外来の体験談】夫が3ヵ月治療した効果とその後

禁煙

喫煙量や期間が長くなり、ニコチン依存症になってしまうと、自分の意志で禁煙することは難しいといわれています。そんな方の救いの手となるのが、禁煙外来です。

しかし、禁煙外来って本当に禁煙できるの?効果はあるの?と疑問に思う方もいらっしゃるでしょう。

そこで私の夫が3か月間の禁煙治療の体験談について、お話ししようと思います。

治療が終わって1ヶ月しか経っていませんが、現状も含めてお話しします。禁煙外来を使って禁煙を考えている方の参考になれば幸いです。

夫について

禁煙外来の話の前に、夫についてお話ししておきます。

  • 夫 38歳 
  • 1日の喫煙本数 30本
  • 喫煙年数 18年

1年ほど前からアイコスに変更しています。家でタバコを吸うのは夫だけです。

夫が禁煙外来に行こうと思ったきっかけについては、よく知りません。ある日禁煙外来の初回診療を終えて帰ってきました。

処方箋を見た私はききました。

私「なにこれ?禁煙するの?」
夫「うん」
私「ふ~ん」

私の正直な気持ちとしては、どうせできないだろ…でしたが、もちろん口には出しません。「どうしてやろうと思ったの?」とか聞きたいことはありましたが、あまり聞いてやる気をそがれても困りますので。

禁煙の進み具合についても、治療が終わるまで一度もききませんでした。

禁煙治療の初回診察の内容について

初回の診察は、禁煙治療のスケジュールと治療法についての説明が主になります。

  • ニコチン依存症かどうかの問診
  • 息に含まれる一酸化炭素濃度の測定

「禁煙宣言書」なるものも書いていました。宣言書と言っても仰々しいものではなく、ただわら半紙にサインするだけのものです。

禁煙宣言書

禁煙は本人の意志が大事ですから、意思を固めるための儀式みたいなものでしょう。

治療に使う薬は「飲む」タイプ、「貼る」タイプ、「噛む」タイプの3種類あります。

離脱症状を抑える飲み薬、ニコチンを皮膚から摂取するニコチンパッチ、口からニコチンを摂取するニコチンガムです。

夫は飲み薬を選びました。飲み薬にはニコチン不足による離脱症状を抑え、タバコの味をおいしく感じにくくする効果があります。

禁煙治療スケジュール

治療のスケジュールは12週間(3ヵ月間)、合計5回の診察があります。

禁煙スケジュール

毎回診察のたびに、息に含まれる一酸化炭素濃度の測定を行い、禁煙の進み具合をチェックします。禁煙が進めば、一酸化炭素濃度はだんだん減っていきます。

禁煙治療1週め

1週めはまだ禁煙はしません。処方された薬を飲み始めます。

1週間のうちに徐々に飲む量を増やしていき(1日1回から1日2回へ)、タバコは吸いたくなったら吸っても構いません。自然にタバコを吸いたくなったら、前倒しで禁煙を始めてもいいとのことでした。

1週め、夫は変わらずにタバコを吸っていました。薬の効果はあまり実感してないようでした。

こんなんで大丈夫か?

禁煙治療2~12週め

8日めから禁煙をスタートします。この間も1日2回の飲み薬は続けます。

8日めからスパっと禁煙しなければならないのですが、夫はやめていませんでした。この時点で嫌な予感はしていましたが、一応喫煙本数は減っているようなので、口出しせずにいました。

こんな感じで12週が過ぎました。

結果から言うと、夫は1日さえ禁煙することはありませんでした。

禁煙治療から1か月後

1ヶ月経った今、禁煙はできませんでしたが、減煙はできたようです。

1日30本→1日20本

夫の意志の弱さにがっかりすると同時に、イライラします。禁煙外来をフォローするわけではありませんが、夫の意志が弱すぎます。

禁煙の薬は万能ではありません。あくまで禁煙補助薬であって、薬を飲めば自然とタバコを吸いたくなくなるわけではありません。禁断症状も完全になくなりません。

辛い禁断症状に耐え、禁煙するのは本人の意志と努力が必要なのです。

なのに夫は禁煙を1日だってすることはありませんでした。そもそも本気で禁煙をする覚悟があったのかどうかも、疑わしいです。

禁煙外来を受信しようと考えている方の中に、薬の力を借りて楽して禁煙できるかも、という気持ちがあるうちは禁煙は絶対できません。

禁煙できるかどうかは、本人の意志なのです。

とはいえ、禁煙外来が禁煙の手助けになることも事実です。参考に禁煙治療を受けた人の禁煙成功率をご覧ください。

禁煙成功率のグラフ

禁煙治療を受けた人が、その後9か月後も禁煙を続けている割合です。

減煙よりもすっぱりやめる

最終的な目標が禁煙なら、徐々に本数を減らす減煙ではなく、すっぱりとやめるほうがいいです。

なぜならニコチンは断っている時間が長ければ長いほど、おいしく感じるからです。1時間に1本吸っているタバコと、1日に1本吸っているタバコでは、ニコチンを断っている時間がより長い1日に1本のタバコのほうがおいしく感じます。

減煙して1日の本数を減らしても、その減らしたタバコが以前よりおいしくて、最終目標の禁煙までたどり着けない結果になります。

そのため禁煙するなら、禁煙する日を決め、1本も吸わないようにするほうがより成功率は上がります。

禁煙外来の効果

禁煙外来に行けば、禁煙できるか?と問われれば、答えは本人の努力次第としか答えようがありません。

もちろん禁煙の手助けにはなりますが、本人にやる気がなければ無理です。

本気でタバコを止めたいという強い意志が伴って、初めて効果があるものだと思います。

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