音楽プレイヤーの歴史について知りたい方へ。
音楽プレイヤーが手軽に持ち歩けるようになり、音楽の楽しみ方は大きく広がりました。
当記事では、デバイスを変えながら、進化を続けてきた、ポータブル音楽プレイヤーの歴史についてまとめました。
目次
音楽プレイヤーの歴史
音楽プレイヤーの歴史は、1979年にソニーからウォークマンが発売されたことから始まります。
ウォークマンは音楽を持ち運びやすく、個人で楽しむことを可能にしました。その後、テクノロジーの進歩により、カセットからCD、MP3プレーヤーへと変化していきます。
スマホの普及により、音楽プレイヤーの需要は減っています。しかし今もなお、ウォークマンが音楽プレイヤーの最先端であることには変わりありません。
そんな音楽プレイヤーの歴史を詳しくお話しします。
始まりはウォークマン
1979年ソニーがウォークマンを発売します。
これは音楽業界に革命をもたらしました。世界で初めて持ち運べる音楽プレイヤーが誕生したのです。
当時の音楽媒体であったカセットテープを使用して、音楽を再生することができました。
これにより、人々は音楽を家の中だけでなく、外でもきけるようになりました。
- 音楽を個人で楽しめるようにしたこと
- 音楽を持ち運べるようにしたこと
音楽にプライバシーとポータビリティを持たせたことで、その後の音楽プレイヤーの発展に大きな影響を与えました。
音楽媒体の進化その1・CD
1980年代後半から1990年代にかけて、CDは音楽業界で主流のメディアとなりました。
CDは優れた音質、耐久性、コンパクトさなどの利点を持っています。
ウォークマンブランドがCDに対応したのは、1984年に発売された「ウォークマンD-50」が初めてです。
このモデルは、CDディスクを再生することができる世界初のポータブルCDプレーヤーでした。これにより、音楽愛好家はCDの高音質とウォークマンのポータビリティを組み合わせることができるようになりました。
音楽媒体の進化その2・MD
続いて、登場したのがMD(MiniDisc)です。1990年代初頭にソニーによって開発され、1992年に初めて商業リリースされました。
MDはCDよりも小型で、耐久性や書き換え可能な点が優れていました。
ソニーがMDに対応した最初のウォークマンは、1992年に発売されました。このモデルは「ウォークマンMZ-1」と呼ばれます。
ウォークマンMZ-1は、MDのポータビリティと高音質を組み合わせ、一定の成功を収めました。
音楽媒体の進化その3・デジタル音楽ファイル
2000年代に入ると、MP3形式の音楽ファイルがインターネット上で広く共有されるようになりました。
2001年AppleがiPodを発売しました。
CDや音楽配信サービスから音楽ファイルをパソコンへ取り込み、iPodへ転送という手順で音楽を保存します。
初代のiPodは5GBのストレージ容量を持ち、1,000曲以上の音楽を保存できると宣伝されました。
iPodは、その洗練されたデザイン、簡単な操作性、大容量のストレージという特徴で大きな注目を集め、ポータブル音楽プレーヤー市場に革命をもたらしました。
音楽媒体の進化その4・サブスク
2010年代になると、SpotifyやiTunesなどのサブスクが普及します。
顧客が月額または年額の料金を支払って、音楽をストリーミングしたりダウンロードしたりすることを可能にしました。
月額料金を支払うことで、広範囲の音楽コンテンツにアクセスできるようになり、新たな音楽を発見しやすくなりました。
サブスクリプションサービスは音楽業界に大きな影響を与え、新たなビジネスモデルや収益構造を生み出しました。
音楽プレイヤーの衰退
2010年以降スマホの普及により、音楽プレイヤーの需要が低下し始めます。
パナソニックや東芝など多くの企業が音楽業界から撤退していきます。
iPodも2017年には生産終了しました。
2023年パイオニアが倒産したことで、日本で唯一音楽プレイヤーを販売しているのはソニーだけとなりました。
そのため、音楽プレイヤーを買うならウォークマン一択となっています。
海外メーカーで音楽プレイヤーを販売しているところもありますが、老舗としても性能としてもソニーが一番でしょう。
以上、「ポータブル音楽プレイヤーの歴史まとめ」でした。
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