プルームテックとは、JT(日本たばこ産業)が製造・販売している電気加熱式タバコです。飽和状態にある電子タバコ業界に遅ればせながら、ついにJTが参入してきました。
しかも既存のものとは全く違う、独自の電子タバコのシステムに注目が集まっています。
プルーム(ploom)は喫煙具、テック(teck)はテクノロジーという意味です。名前は凝っていませんが、技術は本気を感じられます。
使ってみたココがすごい

臭いがしない
使ってみて1番驚いたのが、びっくりするくらい無臭なことです。電子タバコによくある、何かが燃えている独特の嫌な臭いが全くありません。
職業上、タバコのにおいを気にする方は、ぜひ使ってみてください。
有害物質をほぼ含まない
有害性・発がん性の原因となるものがほぼ含まれていません。タバコは吸いたい…だけど健康は気にする人におすすめです。
コスパがいい
他のメーカーの電子タバコと比べて、初期投資にかかる費用が安いです。安くて品質は大丈夫かな?と思いましたが、そこは大手JTの商品なので、品質は確かです。
プルームテックの仕組み・構造
本体は3つの部品で構成されています。

- タバコカプセル…タバコ葉がつまっている(使い捨て)
- カートリッジ…リキッド(プロピレングリコール・トリアセチン・グリセリン・水で構成されている)が入っている(使い捨て)
- バッテリー…充電式
使い方

- タバコカプセルをカートリッジにはめ込み、バッテリーに取りつける
- 吸引すると、バッテリーが自動で稼働
- カートリッジ内のリキッドが加熱され、蒸気が発生
- タバコカプセルに入っているタバコ葉を通過し、ニコチンを含んだ蒸気を吸引する
メリット
電源スイッチがない
口にくわえて吸引するだけで、バッテリーが感知して動き出します。オンオフの煩わしさがありません。
連続使用できる
他メーカー商品は1本吸ったあと、加熱時間を待たなければならず、すぐに2本目を吸うことができません。しかしプルームテックは待ち時間がなく、連続使用ができます。
途中でやめられる
タバコカプセル1つ分を、1度に全て吸い切らなくてもいい。タバコ葉を直接加熱していないので、1度加熱したら燃えきってしまうことがありません。
デメリット
たばこ税の対象
タバコ葉を使用しているので、たばこ税の対象になります。増税の影響で、今後タバコカプセルの価格が上がる可能性があります。
置き場所に困る
ペンのような丸いフォルムをしているので、平面に置くと転がってしまいます。小さくてコンパクトなのはいいのですが、置く場所を意識しておかないと見失います。あれ?どこいった?と私はなります。
タバコの味は薄い
タバコ葉を直接加熱していないので、タバコ感は薄いです。タバコの味が欲しい人には、物足りないかもしれません。
プルームテックのカプセル・カートリッジ
プルームテックのタバコカプセルは、現在5種類販売されています。(レギュラー・メンソール・カフェモカフレーバー・アップルミントフレーバー・ベリーミントフレーバー)

タバコカプセル 5個
カートリッジ 1本
タバコカプセル・カートリッジは使い捨てです。
カートリッジ1本分で、タバコカプセル5個分使用できます。目安として、吸う量や吸い方によって個人差はありますが、タバコカプセル1個で、50吸いの量があります。
メリット
- メビウス利用者にはお馴染みの味
- 灰が落ちない
- 臭いがない
- 音がしない
- 加熱温度が30℃ほどで、ひんやりした吸い心地
デメリット
- 口から出る蒸気は、白くて目立つ
- ニコチン摂取はできるけど、タバコを吸ってる感じは薄い
手入れ・メンテナンス
プルームテックは手入れ・メンテナンスは不要です。
タバコ葉の入っている部分だけでなく、カートリッジ自体も使い捨てだからです。ほんとに楽です。
プルームテックの充電
一番最初に買う本体(スターターキット)には、USBチャージャーとACアダプターが付属しています。

充電の仕方は2通り
- PC・モバイルバッテリーで充電
- コンセントで充電
充電時間
- フル充電にかかる時間は90分
- 1回の充電で、1箱分(タバコカプセル5個分)持ちます
メリット
- 邪魔なコードがない
- PC・モバイルバッテリーでも充電できるので、外出先で便利
デメリット
専用の充電ポートを使用しているので、代用が利かない
健康への影響
タバコでの健康への影響で気になるのは、ニコチンとタールですよね。
ニコチン
ニコチンの含有量について、公式では数値を発表していません。従来の葉巻タバコより少ないことは確かです。
有害性物質
健康懸念物質は99%カットと公式で明言しています。健康懸念物質とは、有害性があり、発がん性の原因になる9種類の物質のことです。
タール
タバコ葉を直接燃やさないので、有害性のタールはほぼ発生しません。これはプルームテックに限らず、電子タバコ全体に言えることです。
コスパ
初期投資
プルームテックの本体はスターターキットを購入すると、バッテリー・USBチャージャー・ACアダプターが入っています。他のメーカー品に比べ、本体の値段はかなり安いです。
消耗品
タバコカプセル1箱は、従来のたばこ1箱と同じくらいの値段です。今後のタバコ税の増税により、値上がりする可能性があります。
禁煙に使えるか?
プルームテックはニコチンを含んでいるので、従来の葉巻タバコと置き換えたとしても禁煙したことにはなりません。ただ含まれるニコチン量は少ないので、減煙にはなります。
タバコの味は薄いので、禁煙の第一歩・足がかりくらいの効力はあるでしょう。
マナー
禁煙場所
禁煙場所での喫煙はできません。煙が出ない・副流煙の影響が少ないとはいえ、嫌悪感を抱く人はいます。喫煙するときは、注意しましょう。
吸い終わったタバコカプセルを、公共のゴミ箱に捨てるのもマナー違反です。
機内持ち込み
機内持ち込みはできます。機内は禁煙なので、吸うことはできませんが。
まとめ
プルームテックを購入して、実際に使ってみて、とても満足しています。
私はプルームテックとアイコスの2つを併用して使っています。主に使うのはプルームテックをですが、物足りないなと思うときは時々アイコスを吸っています。
以上、「ダイソンの扇風機って涼しいの?使ってみたレビュー」でした。
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