アドベンチャーゲームって、男性向けのイメージが強いんですよね。男キャラの主人公の周りにたくさんの女キャラがいて…みたいな。だから、女性には倦厭(けんえん)されがちなんです。
だけど、アドベンチャーゲームにも、良作がたくさんあります。
アドベンチャーゲーム、ノベルゲーとも言います。文章を読み進めることでゲームのストーリーは進んでいきます。選択肢を選ぶことで、ストーリーが分岐してエンディングが変わっていきます。
女性向けが乙女ゲーと呼ばれるように、男性向けだと思われがちですが、違うんです。
アドベンチャーゲーム・ノベルゲーには、ストーリーが秀逸のものが多いんです。食わず嫌いなんてもったいないですよ。
私がおすすめする作品をご紹介します。ぜひご覧下さい。
神咒神威神楽(かじりかむいかぐら)
攻略キャラ
4人(攻略というより主役となるルートが4つ)
世界観
異世界の日本が舞台。かつて異形との戦いに敗れた神州は、300年間鎖国状態だった。再び異形の脅威が迫る中、主人公たちは異形討伐へと向かう。和風の異能者バトル。
ストーリー
異形を倒すために、自ら志願した主人公たち。それぞれの思惑と目的を持って、討伐へと向かう。
おすすめポイント 圧倒的な文才
ゲームでこれほどのクオリティーの文章には、なかなか出会えない。そのまま小説として成立するし、レベルが違うと素人目でも分かるほどすごい。
特にバトルの描写が格別。三人称で語られる描写に、独特のリズムがあって癖になる文章なんです。
デメリット
「ディエス・イレ」という同じ制作会社の前作のキャラが生まれ変わりとして出てきます。前作をプレイしていなくても、問題ないのですが。
前世の記憶のあるキャラとないキャラがいて、出会ったときにちょっと含みを持たせた言い方をするときがあります。
基本情報
- 発売日 2013年4月25日
- ジャンル 和風剣技アドベンチャー
- 制作 light
Steins;Gate(シュタインズゲート)
攻略キャラ
5人
世界観
現代の秋葉原が舞台。過去にメールを送れる機械を偶然作ってしまった主人公。過去にメールを送ると、過去が変わり未来(今)が変わる。
しかし、過去が変わる前の記憶があるのは主人公だけ。主人公は自分の思うとおりに、過去を変え始める。
ストーリー
主人公が過去を変えるうちに、友達が必ず死ぬ運命の世界線に迷い込んでしまう。友達が死なない元の世界へ戻るために、今まで変えてきた過去を元に戻そうとする。
そのうちに、主人公は選ばなければならないことに気づく。元の世界は彼女が死ぬ世界であったことに。
おすすめポイント1 世界の分岐
選択肢でのストーリー分岐=世界線の分岐となっている。
選んだ世界・選ばなかった世界がパラレルワールドとして存在しているのが、アドベンチャーゲームと相性がいい。
おすすめポイント2
中二病のような空想話をして、本気か冗談か分かりにくい雰囲気の主人公。彼が本気で世界をどうにかしようとする姿がいい。
何度も諦めそうになりながらも、絶望しかけてもギリギリで乗り切る爽快感。最後へ向けての展開がすごくアツい。
デメリット
主人公のクセが強い。中二病臭くて、最初は好きになれるのか不安になります。
でも最後には、その突拍子もなさが心強く思えてきます。
基本情報
- 発売日 2013年3月14日
- ジャンル 想定化学アドベンチャー
- 制作 5pb
Chaos;Child(カオスチャイルド)
攻略キャラ
5人
ストーリー
現代の新宿が舞台。猟奇殺人事件が連続しておこる。これらは6年前に起こった事件と同じ日に起こっていた。
「ニュージェネレーションの狂気の再来」と呼ばれた事件を追っていく主人公は、事件現場に同じシールが貼られていることに気づく。
おすすめポイント
ミステリーっぽく始まるんですが、物語は主人公の空想のように予想外の方向へ進みます。
続きが気になって、ゲームを中断するタイミングがつかめないげーめです。主人公と同じように、次の事件が起こるのが、待ち遠しくなる不思議。
デメリット
キャラデザが男性向けっぽくて、女性に倦厭されていそうで残念です。全然エロはないですから、主人公がちょっと妄想するくらいで。
でも最後には、その突拍子もなさが心強く思えてきます。
基本情報
- 発売日 2015年6月25日
- ジャンル 想定化学アドベンチャー
- 制作 5pb
以上、「女性にもプレイしてほしい良作アドベンチャーゲームおすすめ」でした。
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