デイトレで損する5つの理由・本を読んでも経験を積んでも損をするのはなぜ

デイトレで損する5つの理由・本を読んでも経験を積んでも損をするのはなぜ

デイトレで利益が出せるのか知りたい方へ。

「デイトレをしています。毎日、市場が開いている間はパソコンの前に張り付いています。なのに、どうも成果がいまいちです。なぜでしょう?」

「株と言ったら、デイトレードのイメージがあります。デイトレで稼ぐことは可能なのでしょうか?」

株投資には、短期と長期の投資方法があります。その中でデイトレは超短期投資です。

成果が早く出るメリットはありますが、1回の売買での利益は小さく、何度も売買をする必要があります。売買回数が多くなると、その分リスクも高くなります。

デイトレで利益を出し続けるのは、よほどの天才でなければ無理です。どんなに本を読んで勉強しても、経験を積んでも、デイトレでは稼げないというのが、デイトレを3年続けた私の見解です。

その理由を述べていきます。

デイトレで稼げない理由

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私が実際にデイトレをした経験から、デイトレでは稼げないと感じた理由をお話しします。

  • 手数料が多くかかる
  • 値動きが激しい
  • 目が離せない
  • ギャンブル性が高い
  • 損切りのタイミング難しい

一つずつ解説していきます。

手数料が多くかかる

デイトレで1日に何回も売買を繰り返すと、そのたびに手数料がかかります。

私の利用している楽天証券の手数料は250円です。決して高くはないのですが、1回の売買で数百円の世界であるデイトレでは、この手数料でも高額です。手数料でトントン、悪いとマイナスなんてこともあります。

楽天証券には1日定額という手数料コースがあります。1日のうちに売買を完結させれば手数料が1日約1000円というものです。デイトレに便利なコースです。

私も1日定額コースでデイトレをしていました。一見お得のようですが、1日1回しか売買しないと、なぜか損した気分になるんですよね。

手数料の元を取りたくて、無駄に取引をしていました。そして損をするという元も子もない結果を繰り返しました。

デイトレーダーにとって手数料が高い

1日定額の手数料で元を取ろうとしてしまう

値動きが激しい

デイトレである程度の利益を得ようと思ったら、1日の値動き激しい銘柄を選ばなければいけません。

  • 1日に何度も上下する銘柄
  • 暴落・急上昇する銘柄

このような銘柄は損するリスクが高いです。

1日に何度も上下する銘柄

大口または大多数が一気に買っていたところ、急に売りに転じると高掴みしてしまう

暴落、急上昇する銘柄

どこで反発するか分からので、高掴みしてしまう

このように高掴みしてしまい、損切りせざるを得ない状態になります。暴落する前に、逃げ切るって手法は素人には無理です。

目が離せない

市場が開いている間、9時〜11時30分、12時30分〜15時までの間パソコンの前から離れられません。買ったまま放置は危険なのでやめましょう。

ずっとパソコンの前で株価を見つけるのは、結構苦痛です。私は全く苦ではなく、むしろ楽しかったのですが、それはそれで少し病んでいたなぁと今は思います。

他のことができなくなるため、生活サイクルがデイトレ中心になるのも良くありません。

ギャンブル性が高い

株は長期では読めても、短期では読めません。

チャートを見て「買いだ、売りだ」と判断して売買してはいるんですが…。結局それも絶対ではなく、運任せなところが大きいです。

運任せになると、投資ではなくギャンブルです。

多くの本を読んで「このチャートの形なら買い・売り」と判断してきましたが…。株に必勝法なんてないというのが私の経験から出した結論です。

損切りのタイミングが難しい

損切りは早い方がいい。そう考えて損切りすると、すぐに元の値に戻って悔しい思いをする

逆に値が戻ると思い待っていると、さらに値が下がり続け、二度と浮上しない

自分の考えと逆に動くことばかりです。

次はこの教訓を生かして…と思っても、何度も同じことを繰り返してしまう。だから難しいのです。

精神が強くなければ、デイトレで稼ぐことはほぼ無理でしょう。

株価がこうなったら、どう行動する…というのを決めておかなければいけません。株価が急に上がり下がりするのを目の当たりにして、自分の決めたルールに則ってトレードができるかどうか。

それができれば、苦労しないのですが、どうしてもできないんです。

まとめ

株はゼロサムゲームといううらいゲーム性の高いものです。実際にやってみるとゼロサムどころかマイナスゲームのなのです。

自分の計り知れない力が働いているとしか思えない結果です。

デイトレは一部の天才が儲かり、凡人が搾取されるゲームだと実感してやめました。

いや、自分は違うと思うならやってみてください。きっと私と同じ轍を踏まないためには、かなりの精神力が必要です。


以上、「デイトレで損する5つの理由・本を読んでも経験を積んでも損をするのはなぜ」でした。

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