子供にGPSを持たせようか悩んでいる方へ。
「子供の小学校入学を機に、GPSを持たせている家庭が多いと聞きます。本当に必要なのでしょうか?」
「みまもりGPSって、万が一のときに役に立つのでしょうか?」
GPSは位置を把握するだけだし、いらないのでは?とうすうす感じながらも子供の居場所を確認する安心材料として購入している人も多いです。
当記事では、みまもりGPSが子供に必要ない理由をまとめました。GPSを持たせない方が持たせなくても大丈夫、持たせても意味がないと自信を持つ根拠となるでしょう。
目次
子供にGPSがいらない理由
GPSを持っていても意味がないとされる理由はこちらです。
- 維持費がかかる
- 会話ができない
- GPSの限界
- GPSを持っていると他人に分かる
- 肝心なときに持ってない
- 警察は動いてくれない
詳しくお話していきます。
維持費がかかる
みまもりGPSには維持費がかかります。月額500~600円が相場です。小学校6年間使うと、36000~50000円かかります。
GPSの機能だけだと考えると、高くないでしょうか?
また解約の手続きもめんどくさかったりします。まれに契約した会社がみまもりGPS事業から撤退することもあります。もう一度GPSを吟味して契約しなおす手間がかかってしまうことも。
買い切りのGPSもあるので検討してみては?
会話ができない
みまもりGPSには会話機能はついていません。帰りに寄り道しているのはわかるけど、注意はできないのです。
緊急ボタンがついた機種もあります。ボタンを押すと、親のスマホにボタンが押された通知が届くものです。この機能を使って、塾の送り迎えの連絡をしている親子もいるようです。
この緊急ボタンもホントに緊急時には頼りない機能です。会話をするならGPSよりスマホの方がいいですよね。
GPSの限界
昨今のGPSはかなり正確です。みまもりGPSは機種によって、どのように位置情報を受信しているかが違います。おおまかに、
- GPS
- 基地局
- Wi-Fi
の3つに分かれます。
「GPS」は人工衛星から電波を受信します。誤差は数メートルと、一番正確です。「基地局」は携帯キャリアの基地局の位置情報を利用しています。誤差は数メートル~数キロメートル。「Wi-Fi」はフリーWi-Fiスポットから電波情報をサーバーに送信し、端末に送っています。誤差は5~100メートル。
このように結構誤差があることが分かったでしょうか?子供に持たせるGPSは電波の受信方法で選ぶのも大事です。
GPSを持っていると他人に分かる
GPSはランドセル横のフックにかけますよね。ストラップ用の穴が開いている機種もありますし。
ただそれだと他人からGPSだとバレバレです。万が一のとき、外されてしまう可能性もあります。なるべくランドセルの中に入れておくほうがいいでしょう。
肝心なときに持ってない
不審者に出会って逃げるとき、ランドセルを捨てて逃げることを推奨されています。ランドセルは重いですから、背負って逃げるには邪魔です。
すると、ランドセルに付けているGPSは意味をなさなくなります。
警察は動いてくれない
GPSが帰り道以外をを移動しているとき、誘拐されたかもと思い、警察に連絡してもすぐには動いてくれません。いなくなってから時間がたたないと本当に事件が起こっているのか?分からないためです。
もしある家の中でGPSの反応があったとしても、警察は突入してくれません。GPSの位置情報の誤差があるためです。訪問くらいはしてくれるかもしれませんが、家の中に入って探すなんて、すぐにはしてくれません。
GPSを持たせれば、安全ではありません。学校に無事ついたかを確認する程度のものと捉えておいたほうがいいですね。
安心材料として持つもので、万が一には役に立たないと思っておくくらいで丁度いいでしょう。
以上、「子供にみまもりGPSはいらない理由|もしもに備えても無駄?役に立たない?」でした。
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