シングルマザーが親と同居するメリット・デメリット・収入と出費の兼ね合いで考える

シングルマザーが親と同居するメリット・デメリット・収入と出費の兼ね合いで考える

シングルマザーになって親と同居するべきか考えている方へ。

「親は一緒に住もうと言ってくれていますが、甘えていいのでしょうか?」

「同居することで、精神的肉体的に楽になりますが、支援金は一切もらえなくなります。」

同居すべきかどうか悩みますよね。

精神的にも肉体的にも、そして何より金銭的にも楽になる最善の選択はないものか模索することでしょう。

しかし一番に考えるべきは子供であり、自分であることを忘れてはいけません。

当記事では、親と同居するのがベストなのかを考えていきます。

親と同居すると楽できます。しかし子供の将来のために、お金のことも考えなくてはいけません。

収入と出費の兼ね合いも考えながら、あなたのベストを考えてみましょう。

どうぞご覧ください。

親と同居するメリット・同居しないデメリット

親と同居するメリット・デメリットには、大きく分けて精神面・肉体面・金銭面の3つあります。

精神面・肉体面のメリット・デメリット

親が同居に積極的なら、ぜひ頼りたいですよね。その理由は精神的に、そして肉体的にも負担が減るというのが大きいです。

同居するメリット

  • 精神面で安定する
  • 子育てを手伝ってもらえる
  • 家事の負担が減る

同居しないデメリット

  • 孤独
  • ワンオペ

親と同居するということは、親の負担が増えることになります。同居には親の同意や理解が必要です。

金銭面のメリット・デメリット

シングルマザーには、お金の支援・助成制度があります。ただし、それらには所得制限があるので注意しましょう。

同居するメリット

  • 家賃がかからない
  • 生活費が節約できる

同居するデメリット

  • 支援・助成金がもらえない
  • 保育料が高くなる

同居する決め手は収入と出費の兼ね合い

子供の将来のためにお金は貯めたいですよね。

そのために仕事をするのは大前提ですが、もらえるお金はありがたく頂きたいものです。

同居するときに考えるべきは、助成や支援金がもらえるかどうかです。

考えるべきお金

  • 自分の収入(同居してもしなくても変わらない)
  • 同居すると受けられない助成金
  • 同居しないともらえる助成金
  • 同居しないとかかる生活費
  • 同居すると節約できる生活費

これらを比べて、どちらがいいか決めるといいでしょう。

保育料にも注意

子供を保育園に通わせるなら、保育料にも注意しましょう。

ひとり親世帯は優先的に保育園に入れます。しかし同居する親が仕事をしていないと、入園できない可能性もあります。

また保育料は、世帯収入に比例して高くなります。同居する親や兄弟がい働いていると、月の保育料だけで10万円なんてこともありえます。

保育園に安く通わせることだけを考えるなら、同居しないほうがいいでしょう。

モデルプラン

具体的に考えてみましょう。例えば、

  • 家族構成…母親と幼児2人
  • 母親の収入…パートで月12万円
  • 両親は働いていて、世帯収入は月50万円以上

このモデルで同居する場合としない場合で考えてみます。

同居する場合

  • 収入 12万円
  • 子供手当 3万円(2人分)
  • 助成金 なし
  • 家賃 なし
  • 生活費 3万円(親に渡す)
  • 保育料 8万円(2人分)

収入15万円、出費11万円となります。貯金は4万円です。

同居しない場合

  • 収入12万円
  • 子供手当 3万円(2人分)
  • 助成金 5万円
  • 家賃 5万円(1LDK)
  • 生活費 5万円
  • 保育料 なし

収入20万円、出費10万円となります。貯金は10万円です。

大雑把な計算ですが、こうなります。

このモデルの場合、貯金額だけで比べると、同居しないほうが多く貯金できます。子供の将来のために養育費を貯めたいなら、より貯金のできる同居しないを選ぶことになるでしょう。

子供が小学生になれば、保育料の負担がなくなります。その時点で同居するかどうか、もう一度考えるといいでしょう。

収入と出費、助成から、自分の場合はどれがいいのかを考えてみましょう。

まとめ

同居する方が楽ですよね。親が同居に好意的なら甘えても構わないと思います。

ただそのために子供のための貯金が減るのは、ナンセンスでしょう。お金をとるか、自身の楽をとるか…。

どちらが正解ということはありません。あなたがどちらをとるかです。


以上、「シングルマザーが親と同居するメリット・デメリット・収入と出費の兼ね合いで考える」でした。

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