初めての出産は不安しかありません。いつ始まるのか分からない、陣痛が怖い、自分は耐えられるのだろうかと、心配は尽きません。
出産の痛みの例え「鼻の穴からスイカ」という表現は昔からよく聞きますし有名ですが、正直しっくりこないんです。「鼻からスイカ」なんて現実には無理ですし、想像しづらいです。
他にも出産の体験記を見ると、すごい表現や現実離れした例えをしている方がいます。
感じ方は人それぞれなので、どんな風に表現しようと自由なのですが、初めての出産を控えた人が見たら、無駄に不安をあおられるだろうなと思うばかりです。
当記事は具体的で現実的な例えをしています。あなたの不安を少しでも和らげられたら幸いです。
目次
陣痛はどんなふうに始まるの?
臨月(妊娠37~40週)は、いつ陣痛がおきても問題がない時期です。
実際に出産した週数の割合は、
- 37週 4%
- 38週 12%
- 39週 30%
- 40週 35%
- 41週 18%
出産の始まりは、陣痛と破水があります。
始まりが陣痛のとき
最初の陣痛は痛みが弱く、いつの間にか始まっていたと感じることが多いです。1回めの陣痛から気づく人は、なかなかいないです。
「なんだか痛いな。これが陣痛かな?」と思い始めたときの痛みは、生理痛くらいの痛みです。「眉間にしわがよるくらいの痛み」といったほうが分かりやすいでしょうか。
陣痛かどうかの判断は、一定間隔置きに痛みがくるかどうかです。感覚が10分おきになるまでは自宅待機なので、今のうちにやれることをしておきましょう。
タイミングにもよりますが、余裕があるならシャワーを浴びることをおすすめします。
破水していなければ湯船に入っても問題ありませんが、一応念のためにシャワーにとどめておいたほうがいいです。出産後すぐにはお風呂に入れませんから。
始まりが破水のとき
破水というと、バケツをひっくり返したようなイメージです。実際そうなら、すぐ分かるんですが、破水って尿漏れと区別しにくいんです。
経験ある方もいると思いますが、妊娠中は尿漏れしますし、チョロチョロとした破水だと、どっちか判断しにくいです。
よく「自分の意思で止められるのが尿漏れ、止められないのが破水」と言われます。でも少量ずつの破水なら、力を入れれば止められます。
破水かどうかの判断は、まずトイレでおしっこをすべて出します。膀胱をカラにした状態でふっと力を抜いて、まだ漏れるようなら破水と判断していいです。
陣痛ってどんな痛みなの?
陣痛が10分間隔、または破水したら、病院へ向かいます。そこで子宮口が開くまでひたすら耐えます。
痛みは生理痛のすごく痛いもの、としか言いようがないです。生理痛はない人だっているし、痛みも強さも人それぞれなので、一概に生理痛の○○倍という表現はできないし、しません。
出産のときの痛みより、陣痛に耐えているときのほうがつらいです。なせなら、とにかく時間がかかるからです。安産で順調にいっても子宮口が開くまで、10時間はかかります。
さらに、いきんではいけない。これが一番つらいです。
例えるなら、年に数回あるものすごくお腹が痛いときを想像してください。そのとき、おなかに力を入れて耐えますよね、思わず息も止めますよね。それをしてはいけないんです。
お腹に力を入れてはいけない、息を止めてはいけない。痛みがきたら、ひたすら深呼吸をして、お腹に力を入れないようにするので、つらいんです。
痛みを逃がす方法
腰~お尻の穴にかけて強くさする、押すと、痛みが和らぎます。テニスボールやゴルフボールでグリグリするといいです。
旦那にやってもらってもいいのですが、全く力が足りなくてイライラするだけなので、頼りにしないほうがいいですよ。
出産ってどんな痛みなの?
子宮口が開いたら、いよいよ出産です。助産師さんはここからが本番って雰囲気出しますが、妊婦からしたら、もうゴール直前です。
「いきんでいいよ」の一言が本当にうれしいんです。
出産の感覚、子供が生まれるときの感覚は例えるなら、お尻の穴からグレープフルーツです。
子供が出てくる感覚って、大きいほう出す感覚に似てるんです。便秘の人は分かると思うのですが、出口付近で固まって全然出てこない、そんな感じです。いきんでもいきんでも、まあ出てきません。汚い話で失礼しました。
いきみのコツは、下腹部に力を入れることです。ちょうどおへその下あたりです。
腹式呼吸をしたほうがいいんですが、ここまでくると体力もなくなってきて、腹式呼吸すら難しくなってきます。日ごろから腹式呼吸を意識して、慣れておいたほうがいいです。
まとめ
ネットや雑誌の出産体験記は、武勇伝のように大げさに盛ったり、面白く書かれることもあります。それで不安になるくらいなら、いっそ情報を入れないほうがゆったりした気持ちでいられますよ。
以上、「出産の痛みの例え「鼻の穴からスイカ」は違う?しっくりくる例えは○○」でした。
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