貯金するより投資した方が利回りがいい時代です。将来のためにやってみようかな?そう考えている主婦の方向けの記事です。
投資といっても、株・FXなどありますが、idecoやつみたてニーサでできるのは、少しずつ投資する投資信託のみです。株やFXと比べると、投資信託の方がリスクが低く安全な投資先といえます。
投資初心者でも簡単でほとんどほったらかしで運用できてしまいます。idecoやつみたてニーサでの運用は主婦にもやりやすいですよ。
目次
idecoとつみたてニーサの違い
投資を始めるとき、投資用の口座を開設する必要があります。
証券会社を選び、取引口座・ideco口座・積立ニーサ口座から、どの口座かを選びます。
すべて開設することもできますが、それぞれで運用するとそれだけ資金が必要になります。資金を分散するより、1つの口座に回した方が効率がいいです。
それぞれの口座の違いを比べてみましょう。
一般口座 | ideco | つみたてnisa | |
---|---|---|---|
運用期間 | 無制限 | 60歳まで | 20年間 |
投資先 | 株・投資信託 | 投資信託 | 投資信託 |
運用金額上限 | 無制限 | 年間120万円 | 年間40万円 |
税金 | 利益の20% | 所得控除なし・利益に税金なし | 利益に税金なし |
口座維持費 | なし | 初期開設2777円・維持費月々数百円 | なし |
出金 | いつでもok | 60歳まで引き出し不可 | いつでもok |
主婦にとってどっちがいい?
それぞれ特徴があり、どちらで運用するか迷ってしまいますよね。
好みもありますし、どちらを選んでも一長一短です。主婦にとってどちらがいいかという点で考えていきましょう。
収入で決める
あなたに収入がある場合、idecoの「所得控除」を利用できます。
idecoの所得控除
掛け金全てが所得控除の対象となります。
年収300万円の人が月々3万円、年間36万円を積立てたとき
所得税は(300万円 − 36万円)× 所得税率10% = 26.4万円になります。所得控除なしだと所得税が30万円になるので、その差額は3.4万円税金が安くなったことになります。
収入のない人は?
収入がない人、専業主婦なんかは所得税がないので、idecoの所得控除の旨味を得られません。
夫の扶養に入って働いている人は?
収入103万円までは、所得税がかからないので所得控除の対象にはなりません。
月10万円の収入があると、所得税は年間6万円ほどになります。その人が月1万円年間12万円積立てるとすると、(収入120万円 −積立金12万円)×所得税率 5% = 5.4万円となります。差額は6000円です。
どうでしょう?そこまで大きな額ではないので、ちょっとがっかりですよね。
積立額が大きい方が控除額は大きくなります。
夫の扶養内で働いているくらいの収入では、控除額はそこまで大きくなりません…。なのでidecoを選ぶお得さが薄れてしまいます。
所得控除で得する人
- 積立金額の多い人
- 収入の多い人
そこまで得しない人
- 積立金が少ない人
- 収入が少ない人
全く得しない人
- 収入がない人
- 収入103万円以下の人
投資の目的で決める
idecoの積立金は60歳まで引き出し不可なので、子供の大学入学のタイミングなど必要などに引き出せません。
個人年金としてなら効果抜群です。
- ideco…老後の貯蓄、個人年金として
- つみたてニーサ…子供の大学資金、マイホーム資金など
再投資先で決める
投資目的が老後貯蓄にしろマイホーム資金にしろ貯蓄でない場合。
投資の利益をさらに投資に回した方が利回りがいいので、やってみてください。
①さらに投資信託に回すなら、idecoでもつみたてニーサでもできます。
②他の事業に回すなら、idecoではできません。途中引き出し不可なので。事業を始める資金にして、さらに投資を続けるためにはつみたてニーサにしましょう。
- 再投資先が投資信託→ideco・つみたてニーサ
- 再投資先が他の事業→つみたてニーサ
まとめ
どちらで運用するかは、収入・目的・再投資先で決めましょう。
収入の少ない主婦の方にオススメなのは、つみたてニーサです。口座から資金の出し入れの融通がきくので、迷ったら生活の環境や急にお金が必要になったときに対応できるつみたてニーサから始めてみてはいかがでしょう。
以上、「主婦が投資するならidecoとつみたてnisaどっちがいい?」でした。
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