年子とは何かを知りたい方へ。
「年子の意味は知っているけれど、よく考えるとどういうことなのかわからなくなりました。1歳差って、年齢なんでしょうか?学年なんでしょうか?」
1歳差という意味の年子ですが、よく考えると分からなくなりますよね。
生まれ年が2年違っても、学年は1学年しか違わないこともあります。上の子が遅生まれで、下の子が早生まれだと年齢は2つ離れているけれど、学年は1つ差ですよね。
当記事では、年子の定義についてお話しします。年子にも色んなタイプがあることが分かるでしょう。
どうぞご覧下さい。
目次
年子の定義
- 上の子が2歳になる前に下の子が生まれた兄姉弟妹
- 上の子が生まれた次の年に下の子生まれた兄姉弟妹
この2つの定義は、両立します。
このように年子とは、1学年差のことではないのです。しかし、ほとんどの場合、1学年差の意味で使っていますよね。
年子のパターンを大きく3つに分けてみましょう。
- 年子なのに2学年差
- 1歳差で1学年差
- 年子で同じ学年
年子の定義に当てはめると、同じ年子というくくりでも同学年、1学年差、2学年差の年子が存在することになります。
年子なのに2学年差
1年の区切りと学年の区切りが違うので、こうなりますね。
例えば、2020年1月生まれと2021年12月生まれ。二人の歳の差はほぼ2歳差です。学年も2つ差。
というわけで、年子と言いつつ2歳差と大差ありません。2歳差子育てのメリット、デメリットがそのまま当てはまります。
子育てには割と余裕が出てくるころに、下の子が生まれることになります。ただ下の子が赤ちゃんのときに、上の子のイヤイヤ期が重なります。
1年後、下の子が動き回って目が離せない時期、上の子は3歳になります。「悪魔の3歳児」と言われる時期で、癇癪がひどくなる時期でもあります。
さらに1年後、上の子の癇癪が収まったり始めた頃、下の子がイヤイヤ期に突入します。
つまり上の子の「魔の2歳児、悪魔の3歳児」下の子の「魔の2歳児、悪魔の3歳児」が連続して次々と起こることになります。正直一息つく間がないので、結構大変です。
1歳差で1学年差
一般的に「年子」といえば、このイメージですよね。
産後2か月まではほとんどの方が生理が再開しませんので、早産でない限り二人の歳の差は最短で1年差になります。
最長の場合は、上の子が4月生まれで下の子が翌年の12月生まれ、歳の差は1年9か月差になります。
下の子が生まれてすぐは、上の子にもまだまだ手がかかります。育児はダブルの忙しさとなります。
年子で同じ学年
双子でもないのに兄弟で同い年になることはありえるの?
ありえます。
例えば、上の子が4月生まれ、下の子が翌年の3月生まれの場合がそうです。このパターンは下の子が早産でなくても、あります。
4月に上の子を生んで、7月に生理が再開したとします。8月のタイミングで妊娠すると、出産予定日は4月になります。しかし3月中に臨月を迎えるので、妊娠36週で生まれると3月中に生まれますよね。
このパターンは意外と多いんですよ。
メリットとしては、2人分の育児が一気に終わることです。その分、経済的な負担が一気に来るわけですが。
親として心配なのは早生まれの兄弟の方ではないでしょうか。
同じ学年でも早生まれの子は体が小さいなどの理由で、精神的肉体的に同級生に劣っていることが多くあります。幼少期の成功体験や他者よりも自分が優れていると感じる単純な優位性を得る機会が少ないです。
同級生と感じるそれらの差を兄弟間で経験することになります。
余談になりますが、早生まれの子供が不利だとは筆者個人的には思っていません。筆者自身が早生まれで育ちましたが、同級生と比べて、体力で劣っていると感じたことが1度もないからです。
むしろ運動は得意でした。生まれ月よりも個人の持っている運動能力に起因する方が大きいと感じます。
まとめ
「年子」と言われると1学年差のことをイメージしますが、本来の意味を踏まえると年子にもいろいろあることがわかります。
よく話題にあがる話として、「年子は嫌だ」「年子の育児は大変だからなるべく避けたい」と耳にすることがあると思います。
ここで言うと年子とは1学年差のことですよね。
正しく使うには「年子」ではなく、「1学年差差は嫌だ」「1学年下の兄弟の育児は大変だからなるべく避けたい」とするのが正しいですよね。
一般的なイメージである1学年差の年子の育児のメリット、デメリット、また経済的なメリット、デメリットについてもまとめました。
以上、「年子の定義とは?同じ学年になることはあるの?」でした。
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