株投資をして資産運用を考えている方へ。
「株って、楽に稼げそう…。」
「安い時に買って高くなったら売ればいいんでしょ?簡単、簡単。」
テレビCMでも投資をあおる世の中です。当たり前ですが、そんなに甘くないですよ。
そんなに簡単に稼げたら、誰でもお金持ちです。安易な考えの初心者は、間違いなく他の人たちの養分になります。
そうならないためには、まず事前に知識を持つことです。よく分からないけど、なんとなく…と感覚で株の売買をすると失敗します。
私は株投資を否定しているわけではいません。むしろ投資はやるべきだと思います。ただやり方を間違ってはいけません。
当記事では、なぜ初心者が株で失敗するのかを解説します。なんとなく…と感覚で株の売買をすると失敗しますよ。
目次
初心者でも始めやすい
まず株投資は誰でもすぐに始められます。
証券会社で証券口座を開設するのに、審査らしい審査はありません。収入制限もないので、学生や主婦でも簡単に始められる仕組みになっています。
なぜ誰でも始められるのか?
株は手持ちの資金で売買します。たとえ株売買で資金を減らしたとしても、その損失額は手持ちの資金の範囲内です。
最低、資金がゼロになるだけで決してマイナスにはならない(借金はおわない)のです。
証券会社は株売買の手数料で儲けているので、審査らしい審査ないです。
- 始めるのに知識・資格が入らない
- 失敗しても借金はおわない
日本株を選んでしまう
投資をする時、選べる投資商品は株だけではありません。
- 個別株(国内株・外国株)
- 国債(日本・外国)
- 投資信託
- ETF
- REAT
- 先物
このようにたくさんあります。しかし、ほとんどの人が日本株を選びます。
日本株を選ぶ理由
あなたはなぜ日本株を選びますか?
- 日本人だから
- 日本株は安全そう
- 外国株はよく分からない
- 他の金融商品を知らない
このような理由で日本株以外の選択肢がそもそもない人が多数です。
日本株が安全というのは間違っていません。特に発展途上国の国債のリスクが高いので、手を出さないのが無難です。
ただし、日本株が最善かというとそうではありません。
日本株は難易度高め
日本株は発展途上国の国債ほどでは無いにしろ、実は結構乱高下が激しいんです。
先進国の株は緩やかに右肩上がり、時々暴落を繰り返しています。対して日本株は暴落の頻度が高いんです。自国だけでなく他国の影響もよく受けるので。
初心者にとっては、難易度が高いと思います。
もちろん個人的意見ですので、買うのは自由ですが。
デイトレードする
買ったとき上がるか下がるか確率は50%です。どちらに転ぶかは誰にもわかりません。もちろんプロにも読めません。
長期ならまだしも、短期の売買では無理です。デイトレードや短期の売買で勝ち続けることは難しいことなのです。
止められなくなる
買った株の株価がどんどん上がり、利益が出ると、その興奮が忘れられず、止められなくなってしまいます。
なんだかギャンブルの話のようですが、同じようなことが起こります。
- 常に株を所持している状態でないと落ち着かない
- 株の損益を取り戻そうと躍起になる
- 毎日株を売買しないと気が済まない
株主優待券を狙う
株を買う目的の1つに株主優待券があります。しかし株主優待券を狙うと、株自体で利益を上げるのは難しいです。
株主優待券を手に入れるには、決められた日に株を持っていなければいけません。その日は「利権日」と言うのですが、利権日の次の日に株価が大きく下がることが多いです。
株主優待は手に入れたけど、株価が下がって損をしては元も子もありません。
まとめ
株をやるなら長期がおすすめです。
初心者は避けるべき株の買い方
- デイトレード
- 優待目的
- よく分からない株を買う
初心者はまず投資信託から始めてみるのはいかがでしょう。1つの会社の株が暴落してもさほど影響がないですし、比較的扱いやすいと思います。
何事も知ることから始めましょう。
以上、「初心者が株で失敗する理由|ありがちな体験談・やってはいけない注意点」でした。
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